【2026年7月施行】「偽装留学生」は更新不可!?留学ビザ審査の厳格化と、生き残るための4つの鉄則
これまで「留学ビザの更新は比較的簡単だ」という声もありましたが、その状況は一変しました。入管庁より、2026年7月1日以降に更新申請を行う方を対象に、審査を厳格化するとの発表がありました。
今回の主なターゲットは日本語学校に通う留学生です。国は、勉強ではなく「出稼ぎ」を目的とした「偽装留学生」を排除し、適正な在留管理を行う姿勢を鮮明にしています。
本日は、更新をスムーズに乗り切るために知っておくべき変更点と、対策について解説します。
1. 審査が変わった「2つの大きな柱」
今回の改正では、主に以下の2点について実務レベルでのチェックが強化されます。
- 日本語能力の「実質化」: これまでは「150時間以上の学習歴」という書類があれば更新が認められてきました。しかし今後は、単に時間をこなしただけでなく、「本当に日本語が身についているか」という中身(実質)が問われます。
- アルバイト実績の徹底管理: 留学生のアルバイト時間は「週28時間以内」と決められていますが、今後は学校側が3ヶ月に一度、給与明細や通帳の記録を確認するというルールに変わりました。
2. なぜ今、厳しくなったのか?
法務省が懸念しているのは、日本へ勉強に来たはずが、実際には昼夜を問わず働き続け、授業に出席しなかったり日本語能力が全く向上しなかったりする「偽装留学生」の存在です。留学ビザはあくまで「勉強するためのビザ」であり、今回の措置は、学生が本来の目的(本分)を果たしているかを正しく評価するための「適正化」と言えます。
3. 更新を乗り切るための「4つの鉄則」
審査を確実にパスするために、今日から以下の4点を徹底してください。
- アルバイト時間を「週28時間以内」に死守する: 今後は給与明細や口座記録の提出が求められるため、ごまかしは効きません。掛け持ち(ダブルワーク)をしている場合も、合算して28時間以内であることを厳格に守りましょう。
- JLPTなどの試験を定期的に受ける: 「合格証」は最も強力な証明になります。たとえ不合格でも、試験を受けて点数が出ている事実は「勉強している証拠」として有利に働きます。年2回のJLPTだけでなく、年6回行われるNAT-TESTなどの受検も検討してください。
- 出席率は「90%以上」をキープする: 日本語学校の場合、原則80%以上あれば更新可能とされてきましたが、今後はより厳しい目で見られます。急な体調不良などに備え、常に90%以上の出席を目指す心持ちでいましょう。出席率が悪いだけで、不許可のリスクは一気に高まります。
- 準備は「3ヶ月前」から開始する: 今回から「各種確認書」などの新しい書類が増えています。学校から書類を出してもらう時間や、給与明細を揃える時間を考え、更新期限の3ヶ月前から準備を始めるのがベストです。
まとめ:真面目な学生は恐れる必要はありません
今回の厳格化は、ルールを守って学校に通っている学生さんにとっては、それほど難しいことではありません。しかし、「書類の準備に時間がかかるようになった」ことは事実です。
もし、自分の出席率やアルバイトの管理に不安がある場合は、手遅れになる前に専門家へ相談することをお勧めします。正しい準備こそが、日本での夢を叶える第一歩です。
※本内容は2026年7月1日施行の入管新指針に基づいています。
投稿者プロフィール

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愛知県岡崎市のビザ申請の専門家です。国際結婚・離婚や家族滞在、永住許可などの、身分系ビザ申請で多くの実績をがあります。 元公立中学校教員として外国人生徒の日本語、教科、進路指導を行い、日本語指導ボランティアとして外国人の日本語指導を行ってきました。
資格 申請取次行政書士 宅地建物取引士
趣味 ツーリング


